キャンピングカーでプチ旅行 釣りや天体観測…コスト抑え手軽に(産経新聞)
政府が高速道路の一部無料化や車種別の上限料金制などの方針を打ち出したことで、旅行の移動手段も鉄道などからマイカーに大きくシフトすることが予想される。しかし、不景気の中、旅行費用もできるだけ抑えたい。そんな中で注目されるのが、キャンピングカーだ。特別な車のように思われがちだが、高速道路や観光地でよく見かけるようになってきた。(太田浩信)
◆200万前後から
2月中旬、幕張メッセ(千葉市)で開かれた「キャンピング&RV(レクリエーショナル・ビークル)ショー2010」(日本RV協会主催)。153台のキャンピングカーやトラベルトレーラーなどの車両や用品がずらりと並ぶ。軽自動車を改造したものから、ミニバンやワゴン車などをベースにした普通車サイズ、マイクロバスをベースにした大型サイズまで形も大きさもさまざまだ。
値段は軽自動車クラスが200万円前後から300万円台。普通車クラスだと300万円台以上。大型になると、1千万円を超えるものもある。車内にはベッドやテーブル、キッチン設備、冷蔵庫、電子レンジなどを備え、大型になるとシャワーやトイレも装備されている。長期間の旅行も可能な本格的な設備を持つ豪華なタイプも少なくない。
一方で、軽自動車をベースに設備を絞ったタイプはバードウオッチングや釣り、天体観測などの趣味の移動手段として使われることが多いようだ。
キャンピングカーの利点として、思い立ったらすぐ旅行に出られる▽宿泊費は不要▽公共交通機関のないところへも行ける−ということを考えると、値段は安く小型の方がよい。そんな声を反映し、「日本の道路事情に合ったコンパクトな軽自動車をベースとしたものが最近、シェアを伸ばしている」(同協会事務局の神代哲平主査)という。また、日常の使用にも違和感がないように、外観は普通のミニバンやワンボックス車と変わらず、ベッドなど必要最低限の装備を施したタイプも人気だという。
◆障害持つ人も
バリアフリーな車の特徴を生かしたタイプも発表された。電動車椅子(いす)で介助なしに乗り込めるようにスロープを付け、側面ドアの開口部を広く確保、車内での移動にも配慮。メーカーの担当者は「障害を持つ人も気軽に旅行に出かけられるようなキャンピングカーはこれまでなかった。車の旅だからこそ、出かけられるところも多いはず」と提案する。
ショーに合わせて開かれた記念フォーラムで、松本大学総合経営学部観光ホスピタリティ学科の佐藤博康教授は、車を使った旅行のメリットとして(1)自由度が高い(2)荷物の持ち運びが楽(3)ペットなどの同伴が可能−など8項目を挙げ、「お年寄りやペットがいる家庭など、旅行にブレーキをかけている要素を取り除き、旅行を可能にしてくれる」と指摘。観光庁が訪日外国人旅行者数の将来目標として年間3千万人を掲げることにも触れ、「宿泊施設の受け入れ能力などを考えると、キャンピングカーが外国人旅行者の宿泊や移動手段の重要な選択肢となる」との考えを示した。
■年間4000台を販売
日本RV協会がまとめた「キャンピングカー白書」によると、平成20年3〜4月の調査時点で国内のキャンピングカー保有台数は約5万9千台。年間約4千台が新たに販売され、自動車不況が叫ばれている中でも販売数は増加傾向という。
キャンピングカーユーザーでつくる「くるま旅クラブ」の会員約3500人を対象に行ったアンケートでは、所有者は40代が最も多く33.0%、次いで50代29.1%、60代21.8%。宿泊日数は2泊3日が46.3%を占め、年間の利用回数は6〜10回が23.7%で最多だった。車中泊の場所は(1)道の駅(2)高速道路のパーキングエリア・サービスエリア(3)キャンプ場−などの順となっている。
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◆200万前後から
2月中旬、幕張メッセ(千葉市)で開かれた「キャンピング&RV(レクリエーショナル・ビークル)ショー2010」(日本RV協会主催)。153台のキャンピングカーやトラベルトレーラーなどの車両や用品がずらりと並ぶ。軽自動車を改造したものから、ミニバンやワゴン車などをベースにした普通車サイズ、マイクロバスをベースにした大型サイズまで形も大きさもさまざまだ。
値段は軽自動車クラスが200万円前後から300万円台。普通車クラスだと300万円台以上。大型になると、1千万円を超えるものもある。車内にはベッドやテーブル、キッチン設備、冷蔵庫、電子レンジなどを備え、大型になるとシャワーやトイレも装備されている。長期間の旅行も可能な本格的な設備を持つ豪華なタイプも少なくない。
一方で、軽自動車をベースに設備を絞ったタイプはバードウオッチングや釣り、天体観測などの趣味の移動手段として使われることが多いようだ。
キャンピングカーの利点として、思い立ったらすぐ旅行に出られる▽宿泊費は不要▽公共交通機関のないところへも行ける−ということを考えると、値段は安く小型の方がよい。そんな声を反映し、「日本の道路事情に合ったコンパクトな軽自動車をベースとしたものが最近、シェアを伸ばしている」(同協会事務局の神代哲平主査)という。また、日常の使用にも違和感がないように、外観は普通のミニバンやワンボックス車と変わらず、ベッドなど必要最低限の装備を施したタイプも人気だという。
◆障害持つ人も
バリアフリーな車の特徴を生かしたタイプも発表された。電動車椅子(いす)で介助なしに乗り込めるようにスロープを付け、側面ドアの開口部を広く確保、車内での移動にも配慮。メーカーの担当者は「障害を持つ人も気軽に旅行に出かけられるようなキャンピングカーはこれまでなかった。車の旅だからこそ、出かけられるところも多いはず」と提案する。
ショーに合わせて開かれた記念フォーラムで、松本大学総合経営学部観光ホスピタリティ学科の佐藤博康教授は、車を使った旅行のメリットとして(1)自由度が高い(2)荷物の持ち運びが楽(3)ペットなどの同伴が可能−など8項目を挙げ、「お年寄りやペットがいる家庭など、旅行にブレーキをかけている要素を取り除き、旅行を可能にしてくれる」と指摘。観光庁が訪日外国人旅行者数の将来目標として年間3千万人を掲げることにも触れ、「宿泊施設の受け入れ能力などを考えると、キャンピングカーが外国人旅行者の宿泊や移動手段の重要な選択肢となる」との考えを示した。
■年間4000台を販売
日本RV協会がまとめた「キャンピングカー白書」によると、平成20年3〜4月の調査時点で国内のキャンピングカー保有台数は約5万9千台。年間約4千台が新たに販売され、自動車不況が叫ばれている中でも販売数は増加傾向という。
キャンピングカーユーザーでつくる「くるま旅クラブ」の会員約3500人を対象に行ったアンケートでは、所有者は40代が最も多く33.0%、次いで50代29.1%、60代21.8%。宿泊日数は2泊3日が46.3%を占め、年間の利用回数は6〜10回が23.7%で最多だった。車中泊の場所は(1)道の駅(2)高速道路のパーキングエリア・サービスエリア(3)キャンプ場−などの順となっている。
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by uxpriyi6qo
| 2010-03-10 20:45
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